シュラフ(寝袋)欲しいけど何を買っていいかわからない!!
シュラフは各メーカーがそれぞれ多くの商品を出しているため、何を注意して選べばいいか難しいですよね、、、
実はシュラフにも見かけは似てるけどそのスペックは各製品で異なります。季節や用途に合ったシュラフを見つけることが快眠への近道です。
今回は選び方のコツと注意点をご紹介します。この記事を見て自分に合った理想のシュラフを見つけてください。

自分に合ったシュラフを選ぶポイントをチェック!!
キャンプで寝るときに必要なのがシュラフです。
真夏であれば普段日常で使用しているブランケットでも対応できますが、冬だと羽毛布団をもっていくのは現実的ではありませんよね(笑)
シュラフは素材や形も多種多様であり、キャンプ道具の中で選ぶのが一番難しいアイテムかもしれません。季節や用途に合わせて自分に合った理想のシュラフを見つけましょう。

シュラフの素材
シュラフは一見、見た目は同じに見えますが中の綿によってそれぞれスペックが異なります。
中の素材は大きく化繊とダウンに分けることが出来、それぞれ一長一短の特徴があります。
自分の赴く環境、季節、キャンプスタイルに合わせて準備をする必要があります。

ダウン素材
最大の特徴は軽くてコンパクトに収納できるところです。
水分に弱く、濡れると保温力は低下しますが通常の保温力は高く、快適温度の幅も広いです。
寝心地も良く登山などされるユーザーに多く使用されており、大変人気がある素材です。
デメリットは化繊にくらべ値段が高く、水に弱い特徴があります。また洗う際はダウン専用の洗剤を使用する必要があり、少し扱いづらい部分があります。
化繊(化学繊維)
化繊の最大の特徴は値段の安さと耐久性です。
同じ保温能のダウンシュラフと比べリーズナブルに購入できるため購入ハードルが低くなっています。またダウンに比べある程度耐久性もあり保温力も低下しにくい特徴があります。
ただデメリットとして収納サイズが大きく非常に重ばります。
バックパックでの持ち運びは現実的ではなく、車でキャンプをされる方におススメです。

- ダウン
メリット 軽い、コンパクト、保温性が高い
デメリット 価格が高い、水分に弱い、洗濯しにくい(専用の洗剤必要) - 化繊
メリット 価格が安い、水分に強い(ある程度)、洗濯しやすい
デメリット 重ばる(コンプレッションバッグで縮小可能)、保温性が低い
※ダウンシュラフと化繊シュラフの大きさ違い(画像はイメージです。)


シュラフの温度表記
シュラフにはそれぞれシュラフ内の綿の内容量などにより適正温度が異なります。
この表記を見て適正シュラフを選ぶ必要があり、シュラフ選択において一番大事な要素だといえます。
夏であれば問題ない場合が多いですが、冬の季節に限界温度の領域で眠ってしまうと死活問題に発展します。
◆ヨーロピアンノーム規格とは
ヨーロッパを中心に2005年に定められたシュラフの温度規定です。
シュラフの温度表記つについてはEN13537で規定されており、快適(安全)に使用出来る気温帯を「快適温度(COMFORT)」、「下限温度(LIMIT)」、「極限温度(EXTREME)」の3種類で表示しています。各メーカーが独自の方法で定めていた使用温度を第三者機関が定める公正な基準です。日本でもこの規格を使い販売しているメーカーが増えてきました。
メーカー独自の基準で温度表記をしていることも少なくありませんが
快適温度が夏用であれば5~10℃、冬用なら-5℃以下、3シーズン用なら-5℃~5℃を基準に選ぶと快適な睡眠時間を確保できるでしょう。
快適温度(COMFORT)
標準的な女性が寒さを感じることなく快適に眠ることが出来る温度域。
下限温度(LIMIT)
標準的な男性が丸まった状態で8時間眠ることが出来る温度域。
寒くなった時にフリースや薄手のダウンなど着こみ温度の調整は可能です。
極限温度(EXTREME)
寒さに対する体制が低い女性が低体温症のリスクなしで6時間耐えられる温度帯。
基本的にこの温度帯は眠れる温度帯でなく、耐えられる温度帯なので標高の高い登山や厳しい環境下で
活動をされる方に向けた温度域です。

シュラフの形
シュラフには型がありそれぞれに特徴があります。
シュラフは大きく分けて「マミー型」「封筒型」「その他」のカテゴリーが存在します。
マミー型 封筒型 その他
マミー型
マミー型はその名の通り、見て目がミイラに似ていることからマミーと呼ばれています。
頭周りまで隙間なくかぶるので、熱を逃がしにくい構造になっているため寒さに強いです。
また収納もしやすいためバックパックキャンパーに好まれて使われております。デメリットとして寝返りがうちにくいなどがあげられます。
封筒型
封筒型はその形の通り、封筒に似ているため封筒型と呼ばれております。側面にチャックがついているものが多く、広げて掛け布団のように使うこともできます。また同じ製品があれば連結してつなげることもできます。メリットとして密閉性がないので体をある程度自由に動かすことが出来、寝心地がいいです。しかし寒さに弱く、収納しづらいデメリットがあります。
その他(人型など)
その形は様々で使うことによって周りのキャンパーに異彩を放つこと間違いありません。
体にフィットするので動きやすさは群を抜いていますが、他のタイプに比べ綿の内容量が少ない傾向にあります。そのため上記タイプより寒さを感じるかもしれません。
・マミー型
メリット :軽量、コンパクト、保温性が高い
デメリット:動きづらい、価格が高い
お勧め用途 登山、キャンプ(軽量、ソロ、グループ)、ツーリングなど
・封筒型
メリット :価格が安い、コスパがいい、丸洗いできる
デメリット:収納サイズが大きい、マミー型に比べ保温性が低い
お勧め用途 キャンプ(車移動)
・その他(人間型など)
メリット :動きやすい
デメリット:収納サイズが大きい、寒い(綿の内容量が少ないものが多い傾向)
お勧め用途 キャンプ(車移動)など
お勧めシュラフ3選 秋~冬
スノーピーク ミリタリースリーピングバッグ
・使用サイズ 200×75cm
・収納サイズ 24×40cm
・快適温度 3℃
・下限温度 -3℃
・重量 2100g
・材質
表地 70Dナイロンリップストップ
裏地 70Dナイロンタフタ、中綿ポリエステル
🔔おすすめポイント🔔
スノーピークから出ているシュラフで中綿に化繊使用しているため取り扱いやすい一品です。
色がブラウンとミリタリー風と無骨感がかっこいいシュラフ。
NANGA オーロラ450DX
・収納サイズ 14×30cm
・快適温度 -5℃
・下限温度 -13℃
・重量 865g
・材質
表地:15dn オーロラテックス
裏地:15dn リップストップナイロン
🔔おすすめポイント🔔
日本のシュラフメーカー、NANGAから出るダウンシュラフ。一番の特徴はメーカーの永久保証ですあり、期間や時期を問わず永久に修理保証をしてもらえます。このシュラフもその例外でない上に軽くて暖かく多くのキャンパーに愛されています。
モンベル ダウンハガー650 ♯0
・収納サイズ 20×40cm
・快適温度 -8℃
・下限温度 -15℃
・重量 1350g
・材質
表地:30デニール・スーパーマルチ
ポリエステル・タフタ[はっ水加工]
裏地:30デニール・スーパーマルチ
ポリエステル・タフタ
🔔おすすめポイント🔔
モンベル独自のスーパースパイラスストレッチシステムを採用した「伸びる」シュラフです。シュラフ内の生地が伸び窮屈感なく高い快適性脳は非常に魅力的です。
お勧めシュラフ 夏
コールマン コージーⅡ/C5
・収納サイズ 24×41cm
・快適温度 5℃~
・重量 1400g
・材質 表地、裏地 中綿/ポリエステル
🔔おすすめポイント🔔
夏場にうれしい抗菌加工が施された封筒型のシュラフ。洗濯機で丸洗いOKで、清潔に使えます。使用時のサイズは横幅が84cmあり、成人男性でもゆったり寝られて快適です。男性におすすめの寝袋。
コールマン アドベンチャースリーピングバッグ C/5
・収納サイズ 27×38cm
・快適温度 5℃~
・重量 3400g
・材質 表地、裏地 中綿/ポリエステル
🔔おすすめポイント🔔
コールマンの封筒型シュラフです。こちらはミニバンでも使える車中泊にも使える設計です。夏のキャンプをはじめ、オールシーズン使用できます。
ネイチャーハイク 封筒型寝袋
・収納サイズ 28.4 x 18.6 x 15.7 cm
・快適温度 22℃
・重量 650g
・材質 表地、裏地 中綿/ポリエステル
🔔おすすめポイント🔔
Amazonで購入できる格安シュラフです。
サイズもX~XLサイズと慎重の高い人にも対応しており、コンパクトに収納できるため真夏のキャンプにお勧めです。
まとめ
今回はシュラフについて解説しました。
タイプや素材、表記などいろいろ注意するポイントがあり、選ぶのが難しいですがキャンプや登山などアウトドアをするうえで欠かせないアイテムです。
ご紹介した内容を踏まえ自分に合った理想のシュラフを見つけてください。
皆さんのアウトドアライフに幸あれ!!
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